特集

第三回「毎日コツコツ温めで内側から変わる」

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2017.11.09

しとしと秋雨が続くここ最近、ぐっと冷え込むようになりました。
温め部のみなさん、冷え取りソックスに、湯たんぽに、暖房器具に……
温めじたくは進んでいますか。

さて、第一回第二回でどうして冷えが体によくないのかと、体が冷えているかどうか判断する方法(ベロと基礎体温でチェック)をご紹介しました。
基礎体温にまで表れると“根深い冷え”で、その段階までいくと靴下&はらまきのみでは改善が難しいそうです。
ですので、衣類に加えて漢方的な養生を日々積み重ねていくことや、症状が深刻な場合は漢方や鍼灸、病院にも行って積極的に対処していきましょう。
最終回では、実際に日々の養生でどうやって冷えを改善していくかを、引き続き邱先生に教えていただきます!

第一回「女の人はどうして冷えちゃいけないの?」
第二回「基礎体温で冷えを知ろう!」


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瘀血(おけつ)の人は運動と赤い食べ物

ベロが紫色の瘀血タイプの方は、体を動かすことが向いていますので、ぜひ体を動かして。

特に婦人科系の症状が気になる方は下半身を動かしてほしいですね。骨盤も動かすように大股で歩いたり、お風呂でゆっくり下半身を温めたり、階段を上り下りするとか。太ももをできるだけ上げて階段を上ったり負荷をかけたりですとか。

食事はこのタイプのみなさんは、血流をよくする赤いものがいいですね。ピーマンより赤いパプリカとか、赤唐辛子とか。赤ワインを料理酒として使ったりとか。
漢方に使われている棗(なつめ)やクコの実もおやつ代わりにいいですよ。
そうそう、これは今日わたしが作ってよくできたから食べてみて」
そう言って先生が出してくださったのはクコの実のレモン汁漬け。

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杏仁豆腐でおなじみのクコの実は、そのままよりこうすると一層スウィーツのように食べやすい。
下の写真は薬局で販売されているクコの実と棗です。

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「ほかには香りのある薬味もいいです。にんにく、しょうが、玉ねぎ。これらは冷えにいいので料理に使ってくださいね。 
食事は温かく、飲み物は氷を入れないように。夏だったら常温でも許せますが、真冬に常温は低すぎるので自分の体温よりは高いものを飲んでほしいです。
あとは真夏以外には単独で生野菜を食べないでほしいですね。食べるなら、温かいスープと一緒とか、温かいドレッシングをジュウッとかけるとか温かいものとセットにしてください。冷やしすぎないことを意識して、習慣化していただきたい」


寒さに弱い陽虚(ようきょ)の人は太陽の光とスパイスが大事

瘀血が進んでさらに深刻な冷え(ベロと基礎体温でチェック)の陽虚の人は、夜更かしの生活だと陽気を消耗しますので気をつけて。朝は日が昇ってくると気も上がって温めてくれるので、朝日が部屋に差し込むようにしてほしいです。寝室は東向きで日差しが入ると陽気が上がりやすくなりますよ。

あとはカレー粉、七味、中華料理だと八角とかスパイスをお料理に入れてみるといいですね。お茶で取り入れてもいいですよ。フェンネルを軽くすり鉢の中に入れてグリッとすりつぶして、お湯を差してお茶代わりにしたり、紅茶とも相性がいいです。ほかにシナモンもおすすめです。
スパイスが苦手であれば、つぶしてガーゼに包んでお湯に入れて入浴剤に。八角とかフェンネルなどの香りの強いものはこれからの時期にいいですよ」

調べるとほかにも冷えの対策はたくさんありますができるだけ自分の体質に合った方法で温めたいもの。不調にお悩みで自分がどういうタイプの冷えなのか詳しく知りたい方は、漢方医に診てもらうのもひとつです。
桑楡堂薬局ではひとりひとりの症状や体質に合わせて漢方を調合してくれます。

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※写真は漢方薬

養生や漢方薬は、即効性はありませんが、日々コツコツ続けていくことで慢性的な体調不良を改善することができるのです。

全三回の「冷えを知る」企画はどうでしたか?
少し難しい内容だったかもしれませんが、大したことないと今までスルーしていた自分自身のちょっとした不調、案外冷えからくるものかも……と向き合うきっかけになればと思います。
「冷えていてもいなくても、毎日の養生が将来の自分の体をつくるのだ」と、邱先生の言葉。
いつも明るく優しく漢方のことを教えてくださる邱先生のような元気な女性になりたいものです。


写真_ガーデニングが好きな安部まゆみ 編集&文_温め部歴7年の吉田奈央

 

Writer's Profile
邱紅梅(きゅうこうばい)

中国生まれ。中医師、心理学修士。中国で漢方の婦人科専門医師として活躍したのち、恵比寿にある漢方薬局・桑楡堂薬局にて顧問を務める。ほかに日本での中医学勉強会の講師、病院、薬局へのアドバイザーや講演も行う。著書も多数。


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