特集

マエダサチコさんのキャンドルの世界――キャンドル作り編

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2017.11.22

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キャンドル作家・マエダサチコさんのキャンドルを初めて見た人は、「まるで本物みたい!」と驚くはず。バラやラナンキュラスなどのお花や、シュークリームなどのスイーツ、時にはイモムシ(!)までも題材にしたリアルな見た目のキャンドルたち。
本物みたいなのに決して本物じゃない。ロマンチックなのに、ちょっぴり毒がある。そんなあべこべな世界観にうっとりと魅了されてしまいます。


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『リンネル』をはじめとする雑誌や書籍、ワークショップなどで引っ張りだこのマエダさんに、キャンドル作りのルーツについてお話を伺いました。


―― 初めてキャンドルを作ったのはいつですか?

マエダさん
最初は小学校3年生のとき、理科の融点の実験でした。たまごの殻に仏壇用のろうそくを溶かし入れて、クレヨンで色づけをするというもの。それが楽しくて、家で何度も再現して遊んでいましたね。大人になってからも趣味で作っていたのですが、友人に留学する子が多くて、海外だとお家で灯したりするでしょう?それでプレゼントしていたら、いつの間にか雑誌などで取り上げていただくようになり、仕事になりました。


 キャンドルを切って
“仕組み”を研究

――リアルな見た目のキャンドルを作るようになったきっかけは何だったのでしょうか?

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マエダさん
海外在住の友人にキャンドルをプレゼントすると、お返しに海外で買ったキャンドルを送ってくれました。それがクマの形をしたキャンドルで、「形とか、細かい毛並みはどうやって作っているんだろう?」と気になって。プレゼントなのに、切ってしまったんです(笑)。中は白くて、茶色い見た目はペイントでした。石膏にロウを流してクマの形を作って、上から茶色く塗っているんですね。私は小さい頃から“中身がどうなっているか”がすごく気になる性格で、解剖セットを持っているくらいでした(笑)。


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↑リンネル別注で作っていただいたキャンドル。マリア様のキャンドル(左)は石膏で型を取ったもの。芍薬のキャンドル(中央)は手で形を作っています。どちらもキャンドルとは思えないリアルさ!


――仕組みを調べずにいられない、探究心の強い子どもだったんですね。

マエダさん
マニアックですよね(笑)。ものづくりという意味では、料理やお菓子、パンを作るのも大好きだったんですけど、せっかちな性格で、焼いている時間を待てないんです。でもキャンドルなら、お菓子やパンを作っても、固まるまでに10分くらい。待たずに出来上がるところが性格に合っていたみたいで、どんどんハマっていきました。

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↑おいしそうな見た目についつい手が伸びそうになるお菓子たちも、すべてキャンドル。(写真:マエダサチコさんInstagram @candle.vida.maedaより)

マエダさん
それから次第に、ロウ自体にも興味を持つようになりました。ロウって固いから、「いかに柔らかく見せるか」ということにハマって、布や花びらを作り始めました。お花のキャンドルも、その中で生まれたんです。

―― デザインのインスピレーションはどこから湧いてくるんでしょうか?

マエダさん
実は、「これを作りたい!」とかはあんまりないんです。教室をやっているので、お花屋さんで「これ、生徒さんが好きそうだな」とか思ったりして、形にすることが多いです。


パッと見で
頭に設計図が浮かびます

マエダさん
作り方は、花を見ただけで自然に思いつきます。長年キャンドルを作っているので、「この大きさの花だと、花びらは何枚くらい作らなきゃ」とか。「大体何グラムぐらいで作れて、色の調合はこれくらいで……」とか。頭の中に、設計図がパッと表示される感じです。

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マエダさん
この芍薬(別注のキャンドル)だと、40枚くらいの花びらを重ねています。教室では、頭の中にある設計図に沿って私が作る様子を生徒さんに見てもらって、それを真似て作ってもらう方法で教えています。

―― 意外ですね! 繊細なものだから、緻密に考えられた教科書があるのかと思っていました。

キャンドル作りは気温に左右されるので、その時々でロウの温度を調整しなければならなくて。料理と違うのは、「強火で10分」とか言えないんです。手で持ったときの感覚で「今グラスが冷たいから流し込むのを80℃に変えて」とか、「夏場で温かいから60℃に変えて」とか。その人それぞれの手の温度でも変わってくるんですよ。

――「教える」といっても、状況によって変えないといけないんですね。きれいに作るには、たくさん経験を積んで、勘を養うことが必要ですね。

生徒さんは苦労していると思います。あまり知られていないことなんですが、灯すときにも気温は関係あるんですよ。冬と夏では燃焼時間が全然違うんです。

キャンドルを灯す編に続く


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