特集

よしざわ窯の陶房へ。みんなで作る生活の器(1)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
2018.01.12

yoshizawa_01

秋が深まる益子へ

山の木々が、こっくりとした黄や赤に色づいた11月末頃。気持ちがいい秋晴れの日に、栃木県芳賀郡益子町にあるよしざわ窯の陶房におじゃましました。

東京から高速バスに揺られて約2時間、益子のメインストリートである城内坂から、テクテク歩いて15分ほど上ったところに、よしざわ窯があります(紅葉がきれいで、眺めながら歩いていたらあっという間でした)。


yoshizawa_02

↑よしざわ窯を立ち上げた吉澤泰久さんと理恵さんご夫婦。取材スタッフ3人中2人がブルーのベレー帽をかぶっていたので、「あら、ドレスコード!?」と笑顔で迎えてくださいました。

よしざわ窯は、吉澤泰久さん、理恵さんのご夫婦を中心に、約30名のメンバーが働く益子では中規模の窯元です。決して大きな窯元ではないのですが、その人気はすさまじいもの。年に2回、春と秋に開催される益子陶器市ではブースに入るまでに2、3時間待ちは当たり前。インスタグラムで「#よしざわ窯」を検索すると、8万件(!)以上の写真が投稿されていて、全国にたくさんのファンがいることがうかがえます。


yoshizawa_03

↑人気のシロクマ皿。愛らしい形と色の器は、いつもの食事をのせるだけで映えると評判。

よしざわ窯では、みんなで器作りをしています。器のアイデアも、作家が一人が決めているのではなくて、メンバー同士の雑談の中で生まれることがほとんどです」と理恵さん。理恵さんに作業場を案内していただき、よしざわ窯の器がどのように作られるのかを、見せていただきました。


器のデザインが決まる
大切な場所

yoshizawa_04

まず、最初に案内してもらったのが、「デザイン部」。
「“部”は部活の“部”なんですよ~!」と理恵さんに紹介されたのは、“部員”のヤマグチさん。ヤマグチさんと、この日はお休みだった“キャプテン”のナリヨシさんの2名で、器のデザイン画と石膏型を制作しています。

理恵さんによると、「部活のように、和気あいあいと、でも真剣に……という想いを込めて、部活と呼んでいます!」とのこと。名前の通り、何だか楽しげな雰囲気で、他の作業場にいるメンバーも頻繁に顔を出します。制作に行き詰まったときは、メンバーからヒントをもらうこともあるんだそう。


yoshizawa_05

↑人気アイテム・シロクマ皿のもとになったスケッチ。「シロクマのお皿がほしい」という女性メンバーの熱烈な希望をもとに、彼女のイメージを聞いて、ナリヨシさんがスケッチをしました。スケッチは、デザイン画に落とし込みます。


yoshizawa_06

↑こちらは繊細な絵柄が入った器のデザイン画。デザイン画を見ながら石膏型に絵を彫ります。

「こんな器がほしい!」というメンバーのイメージを具現化するのは、難しい作業。いくつも描いたスケッチをメンバーに見てもらったり、石膏型の調整を何度も行ったり……。

「うちの器は、石膏型を使った“タタラ作り”が中心。柄は型に彫って表現しているのですが、例えば細かい柄がうまく出ないときは、石膏型を少しだけ深めに掘るなど、試行錯誤の繰り返しです」とヤマグチさん。


yoshizawa_07

↑おじゃましたときは、新作の石膏型を制作中でした。

なんと、新作の発表は、2週間に1度、3点くらい(新色含む)というハイペース。今まで作った器は400種類にものぼります。作りたい器のイメージが尽きないのもすごい!

「いろんなスタッフから意見をもらっています。あとは私自身、新しいもの好きで。新しいものを見ると、心がときめくじゃないですか?よしざわ窯の器を手に取るお客様にも、それを感じていただきたくて」と理恵さん。


yoshizawa_08

↑石膏型の保管場所。400種類もあると、保管場所が足りなくて困るほどだとか。石膏型を見ているのは、いつもクラリネの器の企画のスタイリングを担当してもらっているスタイリストの四分一亜紀(しぶいち あき)さん。

好きな器を、同じように好きな人に届けたい。それを生活の中でどんどん使ってほしい……そんなメンバーみんなの気持ちをひしひしと感じる制作の現場です。

よしざわ窯の陶房へ。みんなで作る生活の器(2)へ続く


よしざわ窯の商品一覧はこちらから

yoshizawa

よしざわ窯商品一覧

 

edit & text:Kozue Minoura, photo:Mari Yoshioka

Writer's Profile
よしざわ窯

栃木県芳賀郡益子町の窯元。吉澤泰久さん、理恵さんご夫婦が約30名のスタッフとともにウェブショップ・生活陶器「on the table」を営む。ショップの名前は「器は使ってこそ生きるもの~It’s best to leave the dishes on the table.~」という言葉に由来。


おすすめアイテム

もっと見る

すべてのコンテンツ

  • トップ
  • クラリネのお買いもの
  • 新商品
  • 再入荷
  • リンネル別注
  • リンネル掲載
  • ファッション
  • ファッション雑貨
  • アクセサリー
  • キッズ&ベビー
  • テーブルウェア
  • キッチンウェア
  • インナー
  • インテリア雑貨
  • 日用品
  • ファブリック
  • フード
  • ステーショナリー
  • ヴィンテージ
  • おくりもの
  • ブランド・作家
  • クラリネの読みもの
  • コラム
  • 特集
  • お知らせ
  • 月別アーカイブ
  • Facebook
  • Instagram