コラム

小豆島紀行②瀬戸内ヒュッゲを旅して 〜「井上誠耕園」のオリーブ収穫体験〜

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
2018.11.28

ライターの仁田ときこです。

前回の「小豆島紀行①」では、土庄町やエンジェルロードのことをご紹介しましたが、今回は池田港から車で10分ほどの場所に広がるオリーブ農園「井上誠耕園」での収穫体験をレポートします。

 

実は、小豆島はオリーブの主要生産地域。日本でも国産オリーブが栽培できないか、国内3カ所で試験栽培が行われ、唯一成功したのが小豆島だったそう。初めての植栽から110年を迎えた今もオリーブづくりは綿々と引き継がれ、今や島を代表する特産品になっています。

 

今回訪れた「井上誠耕園」は、荒れた雑木林を少しずつ丁寧に開墾し、戦後の昭和21年に平和の象徴でもあるオリーブを植樹したのがはじまり。今や柑橘類や果実も十数種類に増え、オリーブの木はなんと4500本までに増加。農産物の栽培だけでなく、手がけた食品や化粧品も人気を呼んでいます。ちなみに、農園で収穫したミカンを試食させてもらったら、あまりのみずみずしさと甘さにビックリ!

 

ここでのオリーブはすべて手摘み。ひとつずつ丁寧に収穫していきます。病害虫には比較的強いオリーブですが、炭疽病になりやすいため、病気になっていないか1個ずつ確認。なんとも根気が必要な収穫作業です!

 

オリーブの収穫は9月中旬から12月。木は大きいもので3〜4mになりますが、ここでは脚立を使ってすべて手摘みで収穫します。スタッフの方は慣れた手つきでサクサクと収穫。

 

私も脚立を借りて手摘みをスタート。オリーブ農園は傾斜があるので、バランスを崩して後ろに落ちないか、ドキドキしながら収穫しました。

 

その後、収穫したオリーブの選別作業へ。熟していない緑色の果実や、完全に熟した黒色の果実など、さまざまなオリーブがザァーッと作業台の上に流される。「井上誠耕園」ではオリーブの熟度を8段階チャートと照らし合わせ、熟した度合いによって用途を分けていくそう。

この「選果」作業がなかなか難しい! 炭疽病の果実を落としていくのに、キズなのか、シワなのか、炭疽病なのか? 素人にはなかなか判断が難しいのです。でも、皆と一緒に「これはどう?」と相談しながら選果するのは楽しい時間。作業に黙々と没頭してしまいます。

 

また、オリーブは摘んですぐ劣化が始まるため、「井上誠耕園」では新鮮なうちに搾ることがモットー。手摘みをしたらすぐ搾油を行い、化粧品にあたってはそれをゆっくりオイルにする「自然濾過」にもこだわっているそう。

 

そうして完成したオリーブオイルは、さまざまな商品になって「井上誠耕園」が運営する「らしく園」に並びます。

「らしく本館」には、食材や化粧品が購入できるショップだけでなく、オリーブを使ったレストランも併設。

 

「井上誠耕園」のおすすめ商品は、数週間しか収穫できない若い果実を漬込んだ「新漬けオリーブ」です。収穫したばかりの新鮮な青い果実を渋抜きして、塩水に漬込んだもの。口に含むと果実の旨味が広がり、お酒のお供にも最適でした。

新漬けオリーブ(ミッション種) 80g 648円、180g 912円

 

家族に好評だったのが「オリーブシャンプー」。オリーブオイルを20%配合し、地肌からきれいに汚れを落としてくれます。天然油脂が原料なので、なんとも洗い上がりが自然。子どもの油ギッシュな地肌もきれいに洗い上げてくれました。

リンスのいらない オリーブシャンプー 550g 3240円(税込み)

 

また、子どもと一緒に全身に使える「美容オリーブオイル」もおすすめ。天然オリーブ100%美容オイルの主成分は、人の皮脂や母乳に含まれる「オレイン酸トリグリセリド」。サラッとして伸びが良く、肌をふっくらやわらかに整えてくれます。

美容オリーブオイル 30ml 1296円(税込み)、120ml 3240円(税込み)

 

と、こんなふうに、私の初の小豆島訪問は、オリーブ尽くしとなりました。のどかな島での収穫体験はただただ楽しく、作業にも没頭できる。日頃食べているオリーブが、こうしてさまざまな姿に変化して、私たちの日常品になっている様子が見られたことも貴重でした。

 

収穫体験は毎年10月初旬から12月初旬まで開催しているそう。収穫だけでなく、選果体験や搾油工場見学もできます。おだやかな小豆島で自然と触れ合える収穫体験、興味がある人はぜひ足を運んで。

 

「井上誠耕園」収穫体験
料金 : 無料
集合場所 : らしく園(香川県小豆郡小豆島町蒲生甲61-4)
時間 : 10:00~10:50、13:00~13:50
定員 : 8名/回(要予約)
電話番号 : 0120-750-533
URL : https://www.inoueseikoen.co.jp/

 

Writer's Profile
仁田ときこ

フリーランスの編集ライター。リンネルをはじめ、さまざまな媒体で心地いい暮らし方やファッションについて執筆。学生時代から冷えとりを続け、温活歴は20年以上。ランジェリー・眼鏡・革靴オタク。男児2人を育てる母。


おすすめアイテム

もっと見る

すべてのコンテンツ

  • トップ
  • クラリネのお買いもの
  • 新商品
  • 再入荷
  • リンネル別注
  • リンネル掲載
  • ファッション
  • ファッション雑貨
  • アクセサリー
  • キッズ&ベビー
  • テーブルウェア
  • キッチンウェア
  • インナー
  • インテリア雑貨
  • 日用品
  • ファブリック
  • フード
  • ステーショナリー
  • ヴィンテージ
  • おくりもの
  • ブランド・作家
  • クラリネの読みもの
  • コラム
  • 特集
  • お知らせ
  • 月別アーカイブ
  • Facebook
  • Instagram