5才よりバレエをはじめる。ヒューストンバレエⅡの研修を経て、チェコ、クロアチアの国立劇場でソリストとして踊る。2016年、拠点を日本に移し、モデルとしての活動をスタート。認定トレーナーであるジャイロトニック®・ジャイロキネシス®の指導、バレエ講師、ヴィーガン・グルテンフリー料理のレシピ開発、ケータリングイベントへの出店なども行っている。
前回、温め調味料や食材を使いながら糖質制限ごはんを4種も教えてくれたモデルのtaraさん。
今回はバレエダンサー時代に取得したジャイロキネシス®を基に、体中の巡りをよくしてくれる下半身ストレッチを考案してくれました。
たまにはちょっぴり体を使って、自分の今の状態を知ることが大事です。
ジャイロキネシス®。初めて耳にした人も多いのではないでしょうか。
taraさん自身認定トレーナーのライセンスを持ち、講師を務めることもあるこのエクササイズは、ヨガの精神性、太極拳のバランス、ダンスの美しさ、水泳の滑らかさをひとつにし、呼吸と動きの調和を大切にしたものなのだそうです。
「はじめたきっかけは、腰痛。ライセンスをとったのが10年近く前になるんですが、腰に負担をかけるような踊り方をしていたせいで腰痛があって……。このままだと、また同じことを繰り返してしまう……。
じゃあ、どうすれば体をうまく動かすことができるようになるかなと、模索していたときに知り合いのダンサーにジャイロキネシス®をすすめてもらって。
やってみてとてもよかったので、教えるというよりは自分のためにライセンスをとったんですよね。
普段自分でやっているのはもう少しハードですが、温めるということを意識して、今回のために自宅で簡単にできるジャイロキネシス®を考案しました」
1. スツールで1分!
下半身プルプル平泳ぎ
体中を巡った血が心臓へ戻るポンプ作用をアップさせるために下半身の筋力は大切です。筋力があることで血流が巡り、体が温まります。
車や電車での移動で歩く機会が減っていたり、運動そのものをここ何年もしていないという人は多いのではないでしょうか。
そんな多忙な人も、スツールさえあれば下半身の筋力が鍛えられるストレッチです。
平泳ぎのように足を内・外合わせて1分回しましょう。
現場のスタッフ全員やりましたが、みんな脚がプルプル! ぎゃーだの、できない!だの叫んでいました(笑)。みなさんはどうでしょうか?
できなかったらそれは筋力低下の注意報です!
1. スツールに姿勢よく座り、座面を両手でしっかりつかみます。
2. 両足を引きあげます。
3. 引き上げたまま足を伸ばします。このときできる人は、息を一緒にはきましょう。
4. その高さのまま足を90度に開きます。つま先を天井に向けるのがポイント。
5. 足を2の位置に戻します。このとき息を吸いながら戻してください。
これを5→1の順(開脚してから閉じて引き上げる)も合わせて1分行いましょう。
2. スツールで1分!
足首をゆるめるストレッチ
固まりがちな足首。ほぐして血流をよくし、末端の冷えを解消しましょう。足先は頭とつながっているので、ここをゆるめることで頭もゆるめることができるそうです。
足の指の間に手の指を通し、足首の力を抜いて、手の力でぐるぐると足首を回します。
足の力で回してしまう人が多いそうです。手の力で回せているか意識して行いましょう。
3. スツールで1分!
足先いもむしストレッチ
スツールに座りながら足先だけをいったりきたり、動かすストレッチ。足がつってしまわないよう、十分に足首を回した後に行ってくださいね。
1. 両足の足先を丸めます。ここから指先が床をはうように進んでいきます。
2. 丸めた足先をのばして、
3. また丸めて、丸めた足先に近づけるようにかかとを進めます。
4. 進めたら伸ばします。①~④を繰り返し、いもむしのような動きで進んでいきます。
5. 膝を伸ばしたところまで進めます。
ここから⑤→①の順に同じいもむしの動きで戻っていきます。
これを1分繰り返しましょう。
taraさんは、食やジャイロキネシス®といった内側からの温め以外に、レッグウォーマーや腹巻など外からも温めるよう意識しています。
愛用しているのは、ブランド「無限大」のレッグウォーマー。外出時はもちろん、寝るときも着用しているそうです。
2回にわたってお送りしたtaraさんによる温めレシピと、ジャイロキネシス®教室はいかがでしたか?
ごはんはどれもおいしく、糖質オフであることを忘れるくらい! ストレッチはプルプルしてキツかったですが、taraさんの美しいポーズを見ると自分の筋力のなさに焦りを感じてしまいました(笑)。
ご紹介したものすべてでなくてもどれか1つ、気になったものがあれば、挑戦してみてくださいね。
すらりとした姿勢、ツヤツヤの肌や髪。それはtaraさんが長きにわたってコツコツと積み重ねてきた内側から発する健康美のように思いました。
協力_
ストレッチタンク、ストレッチスキニー(ともにayur shantee)
撮影 吉岡真理
編集・文 吉田奈央
5才よりバレエをはじめる。ヒューストンバレエⅡの研修を経て、チェコ、クロアチアの国立劇場でソリストとして踊る。2016年、拠点を日本に移し、モデルとしての活動をスタート。認定トレーナーであるジャイロトニック®・ジャイロキネシス®の指導、バレエ講師、ヴィーガン・グルテンフリー料理のレシピ開発、ケータリングイベントへの出店なども行っている。