台湾の女の子は、生理期間温めている 素敵なあの人の温め生活vol.9 小林百絵さん

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2019.02.08

新年がスタートし、さあ、昨年できなかったことを今年こそはやろう!と自分に気合いを入れたものの、生活があわただしくなるにつれ、体がだるい、心がだるいと、さっそく低空飛行になっている……ということはありませんか?
それはもしかすると、体のどこかが冷えていてバランスが崩れているのかも!?

下着や靴下で外側から、温かな飲み物や食べ物で内側から温めるのは、温め部のみなさんの中ではデフォルトになってきているかと思いますが、女子の間で旅先として大人気の台湾では、温める習慣が当たり前のように根づいているのはご存知ですか? 
個々の家庭はもちろん、料理店などでも氷の入った水ではなく温かいお茶がサーブされるのだとか。
また、特に生理中は気をつけて養生するというのが、母から娘への教えだそうです。
生理期間中はお酒や冷たい飲み物を飲まない、生理の前後には漢方を飲むなど……。

今回はそんな台湾の漢方習慣を日本で広めるべく、若くして漢方ブランド「DAYLILY(デイリリー)」を創設した小林百絵さんの温め生活をのぞき見させていただきました。

 

小林さん(右)と一緒に立ち上げたのは、台湾人の王 怡婷(おう いてい)さん(左)。


(※写真提供:小林さん)

「彼女とは大学院で知り合ったのですが、彼女の肌がツヤツヤきれいで。それに生理痛があまりないと聞いて、何をしているの?と聞いたら普段から意識をせず漢方を飲んでいると。
日本には根づいていない習慣で、すごくいいなと思って。彼女だけでなく、台湾では女性は生理の前後に漢方を飲むそうなんです。
卒業後、彼女は博報堂、私は電通に就職し、勤務した後にクラウドファンディングで起業しました」

台湾の女の子が生理前後に飲んでいるという漢方。
「デイリリー」からも販売し、実際に小林さんも取り入れているそうです。

 

生理中に漢方シロップ「四物飲」を、
冷えたなと感じたら「アップリフト ハーバル シロップ(暖活薑棗飲)」を飲む

「台湾には、生理の前後に飲む漢方のドリンクで“四物飲”というのがあるんです(写真左)。コンビニにも売られているくらいポピュラーで。その中には、当帰や地黄、芍薬、川芎が入っていて血をつくる働きがあるので女性の生理不調におすすめです。
私も生理期間中は朝とか寝る前に飲んでいます。

右は、“アップリフト ハーバル シロップ(暖活薑棗飲)”といって黒糖と生姜をベースに、黒棗、龍眼肉、桂枝、杜仲葉など8つの漢方の素材が入っていて体の芯からぽかぽか温まります。
これは、生理期間はもちろんですが、普段から冷えたなと感じたら飲むようにしています。
どちらもシロップで、1包をお湯1カップで割って飲みます。

味は、四物飲は生薬による漢方感が強くて、ハーバルシロップは黒糖が入っているので甘いです」

 

当帰を入浴剤代わりにして
芯から温める

「お仕事でお会いする日本の薬剤師さんに当帰(漢方の生薬として用いられるセリ科の植物。上の四物飲にも含まれている)がすごく温まるよという話を聞いて、奈良の農家さんから知り合いづてに大和当帰の葉を購入しています。
1袋をぷかぷか浮かべると、香りもいいし、温まります。

当帰の根の部分は漢方薬として使われています。葉は食用や入浴剤として使われていますがそこまで浸透していないそうです。奈良の農家さんも当帰を生産されている中で、活用の仕方を模索されているそうで、その1つがこの入浴剤なんです」

 

温野菜を摂る

 

「以前は生野菜ばっかり食べていたんですが、台湾の人たちに温野菜がいいよと勧められて。本当に台湾の人は、生野菜を食べないんですよ。蒸したものとか、たっぷり野菜が入った漢方スープとか、野菜を温かくして食べています。

料理が苦手なので、無水鍋に、野菜を入れて塩コショウして蒸すだけのかんたんな料理で温かな野菜を摂っています。
以前はスチーマーでやっていたんですが、バーミキュラの小鍋(14㎝)は1人分作るのにちょうどよく、野菜の甘味が出て、おいしくなるんだな~!と感動。オリーブオイルを塗ってほうれん草を1束丸々入れて、たまごを落として塩コショウして蓋をし、火を入れるだけでおいしい。IHにも対応しているから便利です。
あとは、ズッキーニとか、じゃがいもとか、にんじんとか。いろんな種類入れてゴロゴロ温野菜をすることも」

 

台湾の人に教えたいはらまき文化

「はらまきは寝るときだけでなく、おなかが冷えているなというときに着けています。
エミリーウィークという女性のバイオリズムを大切にするブランドのもので肌に当たる部分は100%シルク。腰まですっぽり包む長め丈で、気づいたらめくれあがっているということがありません(笑)。

台湾の人は温め文化があるけれどはらまきのことを知らなくって。日本ではこういうのがあるんだよと教えてあげたりすると、喜んでくれます。“え? 何それ”という感じで。

もしかすると台湾は比較的年中暖かく、内側から温める文化なので、あまり外側から温める習慣がないのかもしれないですね」

 

寝る前は足裏マッサージ

「寝る前はボディ乳液で全身をマッサージしています。特に足裏をぎゅっと押して」
台湾にもある足ツボマッサージ。足裏にはすべてのツボが集まっているといいます。
イタ気持ちいいところを重点的に。

生理痛がもともとひどくて痛み止めを飲むくらいだったという小林さん。
相方の王さんに出会ってから①生理前後は漢方を飲む ②温野菜を摂る ③氷の入った飲み物は飲まない ④体を温めるようにする といった漢方養生を実践し、2~3か月で痛み止めを飲まなくてよくなったそうです。

「日本だと漢方は高価で敷居が高いイメージですが、台湾みたいに生活の中に漢方が身近にあるといいなと思っています。
女の子の体温や気分をあげられるようなブランドを目指しています」

そんな小林さん、この取材の後、すぐに台湾に発つということで、台湾の街並みをレポートしてくれました。
台湾の習慣となっている、女性のバイオリズムを意識した養生、さっそく取り入れてみたいですね。

 

「デイリリーの店舗がある富錦街(松山空港からすぐの場所にある)と、店舗」

 

「一緒にブランドをやっているEri(王)。鹹豆漿(シェントウジャン)という豆乳のスープは台湾の朝食の定番」

 

「四神湯(スーシェンタン)という料理。台湾でポピュラーな漢方のスープです」

 

「台湾の活気ある夜市の様子。夜市にも漢方フードがたくさん」

 

クラリネより
小林百絵さんセレクトアイテム
Hands of creation/針抜きフライス裏起毛 レギンス

「最近、外にでると足首が冷えるなあと感じるのでとてもよさそうです。
くしゅくしゅっとした感じとポイントの白ボタンもかわいい」

 

くらしきぬ/シルク&ウール マルチウォーマー

「普段パソコン作業が多いので、特に冷える日にはレッグウォーマーを手もとに使うこともあります。手もとが温かいと心もほっこりします」

 

撮影_安部まゆみ
取材・文_吉田奈央

 

Writer's Profile
小林 百絵

北海道出身。大学院修了後、広告代理店に入社。その後、台湾人の王 怡婷(おういてい)とともに女の子のための漢方のライフスタイルブランドDAYLILY(デイリリー)をはじめる。現在、台北に1号店があり、2019年秋に日本にも1店舗がオープン予定。


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