【Interview】甘さと苦さの絶妙バランス。ショコラのような大人のブラウス~ポルテデブトン デザイナー岡本美幸さん

2016.09.27

monthly1609g_01

今回は「おしゃれな人の秋の着まわし」と題し、リンネル11月号や特集記事でWebモデルの小貫早智子さんが着まわしたアイテムの生地やデザインのこだわりについてのお話を伺いに「Porter des boutons(ポルテデブトン)」のアトリエにお邪魔しました。


monthly1609g_02

「こんにちは!」とアトリエのドアを開けると、看板犬のロッタちゃんがお出迎え。
足元に駆け寄ってきて「誰?誰?」とスタッフの顔を見上げるしぐさは愛嬌満点!


monthly1609g_03

ロッタちゃんのお出迎えにほっこり癒されつつ、早速インタビューを。
デザイナーの岡本美幸さんにお話を伺います。


かわいらしく、格好よく。
どちらにも着られるように

monthly1609g_04


―― 本日はよろしくお願いします! 2016A/Wコレクションのテーマが“ショコラ”ということですが、小貫さんが着まわした二つのブラウスはどんなイメージでデザインされたのでしょうか?

「よろしくお願いいます。ショコラということで、コレクション全体で“甘くてほろ苦い”をイメージしています。小貫さんが着まわしたニットポケット付きボトルブラウス(上の写真左)とトロンプイユカラーピンタックブラウス(上の写真右)も、甘さと苦さのバランスを考えて作っています。甘く可愛らしくも着られるし、格好よくも着られるというか」

―― 小貫さんの着まわしでも、レディライク、ボーイズライクどちらにも着ていましたね! 「Porter des boutons(ポルテ デ ブトン)」のお洋服は、生地にもこだわりがあるとか。

トロンプイユカラーピンタックブラウスの生地は綿麻ですが、生織(きばた)といって、織機から織り上がった状態のままだと、生地の表面が毛羽立っている状態でした。それをサラリと見せたかったので、表面の毛を焼いてフラットにしています。ガス焼き加工という手法で、生地の表面が滑らかになって光沢が出るので、カジュアルな素材でもきれいめに仕上がります」


ハリのある生地だから
ピンタックが立体的に

monthly1609g_05

Porter des boutons /トロンプイユカラーピンタックブラウス


―― 上品なデザインに、きれいな生地感がぴったりですね。ピンタックもよく映えますね!

「この生地は適度にハリがあって、ピンタックがきれいに立つんです。袖や胸下のピンタックが終わった先の生地もふんわりとした形がきれいに出ます。薄い生地にピンタックを寄せて透け感を楽しむデザインも素敵ですが、このブラウスに関してはピンタックがよく立つことや、ピンタックが終わった後のシルエットだとか、ラインを重視しています」

―― 綿麻だと、今から春まで長い間着られますしね。

「そうですね。シーズンレスというか、秋冬はニットを着る人が多いと思いますが、ブラウスも楽しめたらいいなという気持ちで作りました」


シンプルな着こなしにも映えるピンタック
ウエストインもおすすめ

monthly1609g_06

―― ピンタックがあると無地のブラウスでも華やかです!

「小貫さんが着ていたようなチノパンなどベーシックボトムスと合わせると、ピンタックが映えて素敵ですよ。袖に特徴があって、ピンタックの終わりから先の部分にボリューム感があるので、ウエストインしても華やかです」

―― 今日、岡本さんがお召しのブラウスもウエストインされていて素敵ですね。クラリネでは2016S/Sのピンタックブラウスも取り扱っていたのですが、そちらもとても人気でした。

「ありがとうございます。ピンタックブラウスはシンプルでさりげなくデザイン性もあるので、コーディネートしやすいという声はよく聞きますね」


裏起毛でウォーム感を出した
秋冬のリネン

monthly1609g_07

Porter des boutons/ニットポケットボトルブラウス


―― ニットポケットボトルブラウスの方は、どんな生地を使用していますか?

ニットポケットボトルブラウスはリネン100%ですが、裏を起毛していて、厚みとウォーム感を出しています。あえて表ではなく裏に起毛を施しているので、モサっと感がないというか。表はすっきりして見せつつ、温かく着られるようにしています」

―― ナチュラルな着こなしには欠かせないリネンですが、秋冬はどう着たらいいのか悩んでしまいますよね。

「もっと寒くなってきたら、中にタートルネックなどを着られるようにデザインしています。衿元はちょっとワークっぽいボトルネックなんですけど、着るときちんと女性らしく見えるようにバランスを工夫しました。タートルネックが見えてもきれいですよ。重ね着を楽しみながら、秋冬も着ていただけたらと思っています」


「こうだったらいいな」を
デザインに落とし込む

monthly1609g_08


―― リネンのブラウスなのに、胸ポケットはニットなんですね! 意外性にキュンとしてしまいます…!

「素材のコントラストが楽しいですよね! ニット素材はお洗濯を心配される方もいらっしゃると思いますが、やっぱりブラウスはお家で気軽にお洗濯できたほうがいいなと思って、ウォッシャブルウールを使って編み立てています」

―― 着る人のことも考えられたデザインなんですね。

「自分たちも着ていて“こうだったらいいな”と思うことをデザインに反映させています。黙々と一人でデザインするというよりは、スタッフとの話合いの中からアイデアが生まれますね。みんなで試行錯誤しながら、ディテールなどは常に相談している感じです」

―― 袖もシャツのようになっていたり、ボトルネックだったり、ポケットのほかにもディテールに遊びがありますよね。

「そうですね。ニットポケットボトルブラウスはディテールでワークっぽさ、メンズっぽさも出しつつ、着ると女性らしくかわいらしく見えるようにデザインしています。これも甘さと苦さのバランスですね」

―― シンプルながら、ちょっぴりフェミニンな雰囲気になるのも、「Porter des boutons(ポルテデブトン)」のデザインの魅力的なところですね! 本日はありがとうございました。

「ありがとうございます! どちらのブラウスもデイリーに着られて扱いやすく、長く着られます。春先まで着られるので、ぜひ手にとってみてくださいね」


▼本誌に掲載していないコーディネートをweb限定でご紹介!
【vol.3】おしゃれな人の秋の着まわしはクラリネのアイテムで~「Porter des boutons(ポルテデブトン)」のwebモデル小貫早智子さん ニットポケットボトルブラウス編~
【vol.4】おしゃれな人の秋の着まわしはクラリネのアイテムで~「Porter des boutons(ポルテデブトン)」のwebモデル小貫早智子さん トロンプイユカラーピンタックブラウス編~

「おしゃれな人の秋の着まわしはクラリネのアイテムで」商品一覧
Porter des boutons商品一覧

 


お知らせ
ナチュラン

毎日、季節の新作とコーディネート提案中。リンネル別注商品はこちらでご購入いただけます。