vol.3. 40歳を過ぎたら、自分の顔に責任をもつ!〜フェイシャルマッサージ編

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
2018.04.04

「年齢を重ねると、女の人はこころもからだも、いろいろありますよねぇ」。
フォトグラファー・大段まちこと、フリー編集者・井尾淳子、「お年ごろ」を迎える2人が「こころとからだ」を元気にする浄化スポットを訪ねます。

「お年ごろ女子」なみなさん、すっかり春ですね! しかし! ふと鏡を見ると、「眉間にシワが!」とか、「頬にたるみが!」。思わぬ事態に気分は冬に逆戻り……なんてことはありませんか。「そんなことだらけの日常です(涙)」という私たちが今回訪れたのは、東京・広尾のサロン「VEDA LANKA(ヴェーダ ランカ)」。ヘッドマッサージ&フェイシャルマッサージのメニューが大人気という、セラピスト佐藤まど香さんのもとを訪ねました。

 

井尾 こちらのサロンでは、フェイシャルマッサージのワークショップも不定期で行っているとか?

佐藤 はい。その時によくお話するのが、アメリカ大統領だったリンカーンの言葉です。「40歳を過ぎたら、自分の顔に責任をもて」と。正確には「男は40歳を過ぎたら〜」なんですけど。でも実際、女性も40歳を過ぎると、顔の筋肉って固まり始めるんですよ。

井尾 (グサッ!)刺さりますね、その言葉。

大段 その人の生き様って、まさに顔に出ますからねぇ。良くも悪くも。

佐藤 愛想笑いばかりしていると、そういう表情が普段も張り付いてしまいますね。

井尾 なんと……。 

大段 怒ってばかりいると、そういう顔になってしまいますね。私、仕事柄なのか年々、視力が悪くなっているんです。そのせいでずっと眉間に力が入っていて。この前も姪っ子に、「怒ってるの?」って言われてしまいました。もちろん怒ってない時に、ですよ。

井尾 あぁ、わかります。私も小さい文字を見る時、眉間にシワ寄せちゃいますもん。

大段 たまに自分の顔が鏡に映って、ハッとする時があるんですよ。「怖!」みたいな。それで慌ててにっこり笑顔にしたりするんですけど(笑)。

井尾 まど香先生、私たち、どうしましょう……。

佐藤 ストレスがあるほど、自分らしくない顔になってしまうんですよ。豊かで柔らかい表情をキープするためには、ぜひご自身でもケアしていただきたいですね。早速、セルフフェイシャルのコツを伝授しましょう!

 

まずは下準備から!

「フェイシャルは、じつは下準備が肝心」と、佐藤さん。「まずは肩を内側・外側と3回くらい回して、首の血流の流れを作りましょう。次に、後頭部をほぐします」

otoshigoro03_01


大段 フェイシャルマッサージなのに、後頭部をほぐすんですか?

佐藤 はい。じつは、顔のたるみをリフトアップするには、後頭部が肝心なんです。なぜかというと、顔の皮膚を引っ張ってくれているのは後頭部の筋肉だから。とくに最近は、スマホやPC作業で目を酷使することが増えて、後頭部の血流が滞っている方がとても多いので。

井尾 私たちも、目は酷使しまくりです(涙)。


otoshigoro03_02

写真のように後頭部に両手を添えます。「後頭部→首元のラインへと、縦&下の方向に向かって流してあげましょう。これを3往復くらい、繰り返せばOK」(佐藤さん)


otoshigoro03_03

「流したあとは、鎖骨のあたりのリンパ節に流します。リンパの流れが滞っている方は、耳の下から鎖骨にかけての首のラインがつまっているので、“下水管のつまり”を流すようなイメージで行ってください」(佐藤さん)デコルテのラインもほぐしてあげましょう!

 

あごのたるみを防止!

佐藤 下準備の次は、あごのマッサージです。体が温まっている時の方が血流も流れやすいので、入浴時とか、お風呂上がりなどにオイル、美容液をつけながら行うのがおすすめですよ。

井尾 あごのマッサージは、たるみや二重あごの防止ですか?

佐藤 その通り。あごにたるみがあると、指が入りづらい場合があるかもしれませんが、焦らずに。回を重ねるごとに流していけば大丈夫。イメージすることで、脳にもサインを送ってくれますから。

otoshigoro03_04

「あご先の裏に親指を入れて、人差し指であごを挟みます。そのまま、あご先からエラの方向に向かって(下から上に)、親指をグリッと回すように流します。3回くらい繰り返しましょう」(佐藤さん)。


大段 指で挟むと、自分のあごの形というか、ラインがよくわかりますね。これ、気持ちいいです。

佐藤 筋肉の繊維の方向に沿ってマッサージをするのが、基本的なルール。あごも下から上に向かって、細かく細かく、1センチぐらいずつ進む感じで流していくのがいいですよ。

 

頬骨を上げて、若々しい表情づくり

佐藤 あごの次は、「咬筋(こうきん)」のマッサージを行います。

otoshigoro03_05

「右側から行う場合は右手(反対も同様)で、頬骨の下に親指を当てます」(佐藤さん)


井尾 咬筋って、耳慣れない名前ですが、顔のどこですか?

佐藤 咀嚼筋のひとつで、エラになる筋肉のことです。強い力で、上下の歯を噛み合わせる役割ですね。ここは美容的にも大事な筋肉で、無意識に歯を噛み締めている人は、「幸せホルモン」が出にくくなると言われているんですよ。

大段 えっ。なんですか、幸せホルモンとは。

佐藤 正式にはセロトニンといって、ストレスに強くなったり、精神を安定させることで幸福を感じやすくしたりするホルモンです。筋肉をサポートする働きもあって、顔のたるみを予防するアンチエイジング効果も期待できると言われています。

井尾 無意識に噛み締めていた気がする、私……。

佐藤 そういう人は多いですよ。普段の生活でも、睡眠中に歯ぎしりをしている人とか。とくに大腸が弱い人は、睡眠中の消化が上手くいかずに力むせいで、歯ぎしりをするという可能性があるそうです。

otoshigoro03_06

「頬骨の下から小鼻に向かって、ゆっくり圧をかけながら流していきます。3回くらい、繰り返してください」(佐藤さん)


大段 これ、痛いです〜。

井尾 私も。筋肉がブチブチ音を立てているのがわかります!

佐藤 咀嚼筋をほぐすことに加えて、頬骨をあげる効果があるので、しっかり流してください。頬骨が上がると、若々しい顔になるんです。年齢を重ねるごとに、頬骨も重力に引っ張られて下がってしまうので。

大段 表面をスーッと滑らせるというよりも、筋肉に圧をかける感じなんですね。

佐藤 そうですね。エステとは違うので、「痛気持ちいい」と感じるまではしっかりと押して下さい。「筋肉の組織を手で捉えてる」というイメージで。むくみもキャッチしたら、最後まで逃さないように。

井尾 むくみを最後まで逃さない。その言葉、今しっかりと胸に刻みました(笑)。

 

目元ぱっちり&眼精疲労にも効く!

佐藤 次はお二人もお悩みの目元のマッサージをやってみましょう。

otoshigoro03_07

「人差し指で、目の周りの骨の内側をとらえる感じで流していきます」(佐藤さん)


佐藤 目の下のラインを、内側から目尻に向かって、ぎゅーっと流していきましょう。

井尾 ブチブチきますよ、ここも〜!

佐藤 その感じを逃さないようにして、最後はこめかみまで流してください。目の周りなので、力を入れすぎる必要はないんですが、ある程度の圧をかけながら、片目ずつ1回で終わらせましょう。目の周りなので、あまりやりすぎるとシワの原因になったり、いろんな神経が通っているので傷つけたりしてしまうおそれがありますから。

大段 渾身の、一度の圧で終わらせます(笑)。

otoshigoro03_08


佐藤 今度は目の上です。目頭の上の部分の骨をとらえて、目尻に向かってこめかみまで流しましょう。普段、目を酷使している人は、目頭のところがとくに痛いと思います。


otoshigoro03_09

「目のまわりのマッサージ、朝起きてからやる目が覚めそうですね」(井尾)「むくみもとれて、スッキリしますよ」(佐藤さん)


otoshigoro03_10

「眼精疲労が強い時などは、テーブルに両肘をつけて行うと、親指にグッと力が入りやすくなります」(佐藤さん)

 

仕上げに、「立体的な顔」をつくる!

佐藤 最後に、仕上げのマッサージをします。

otoshigoro03_11

「両手を顎先から口の下、口の端を通って、頬骨の下まで持っていきます。さらにそこから、咬筋の上をぐーっと通って、エラのところまで持っていきましょう。エラが張っているのが気になる人は、内側にギューッと挟み込むイメージで」(佐藤さん)


大段 セルフマッサージを習慣にすると、顔は変わりますか?

佐藤 はい、変わってきますよ! 私も自分のサロンの立ち上げや子育てに追われていた当時は、顔に疲労が溜まっていました。

井尾 もともとキレイなお顔立ちだったと思いますが、今はますます美しいですー。

大段 この最後の仕上げには、どういう効果があるんですか?

佐藤 横幅がキュッとしまっていて、なおかつ縦に立体的になっているのが美しい顔と言われているんですね。でも、年とともにエラが張り出してきたり、ほほ肉が下がると顔も平面になってしまいます。フェイシャルマッサージでリンパを流した後は、グッと顔の筋肉を押し込める。咬筋と側頭部がポイントなので、要所要所ギュッといれてあげることで、立体的で美しい顔が自分でも作ることができるんですよ。

大段 お年ごろだからこそ、自分の顔には責任を持たねばですね。

井尾 本当に! セルフも頑張りますが、今度はまど香さんの人気施術もお願いします!

佐藤 はい、ぜひ(笑)。


▼Profile
大段まちこ
フォトグラファー。かわいいもの、雑貨、ファッションなどをテーマに女性誌やライフスタイル誌で活躍。
井尾淳子
フリー編集者。子育て雑誌の編集経験を経て、現在は書籍、Webコンテンツなどの編集、執筆を中心に活動。

 

Writer's Profile
佐藤 まど香

アーユルヴェーダセラピスト、サロン「VEDA LANKA」(東京・広尾)オーナー。アーユルヴェーダのセラピストとして活動するなか、占術家・岩崎由岐子氏のもと、インド占星術、インドのタロットカード「ラーマーヤナガンジーファ」を学ぶ。体の調整をするアーユルヴェーダと、インド占星術・インドタロットを組み合わせたセッションが、口コミで広がり注目を集めている。
「ラーマーヤナカード」の講座、ヒマラヤ山岳民族の手摘みによって収穫された「ヒマラヤ精油を用いたヘッド&フェイシャルマッサージ」も行う。
http://vedalanka.weebly.com
*マッサージ手技参照……サロンホンタス「フェイシャルデザインフロー」


おすすめアイテム

もっと見る