レッスンvol.5「お餅をさらに美味しくする、スパイスを使ったアレンジって?」

2019.01.22

スパイスがほんの少しあれば、毎日の食卓はより楽しく豊かなものになる。
非日常がちょっとだけわくわくするような、季節折々のスパイス使いをスパイス調合家/料理家の日沼紀子さんに教えていただきます。 さて、今日のレッスンは?

Q:お餅があまってしまっています。スパイスを使った美味しいお餅の食べ方ってありますか?


お餅とスパイス、と聞いて真っ先に思いついたのは、韓国のトッポギ。甘辛いタレと絡んだ餅はいくらでも食べられます。また、きな粉にシナモンやカルダモンを混ぜるのも簡単にできるスパイス☓餅の楽しみ方ですね。しかしそれではちょっとつまらない、あまのじゃくなわたしです。ここではココナッツを使った変わりダネ2種をご紹介しましょう。

ひとつめは温かな汁物を。ココナッツミルクだけでは途中で飽きてしまいますが、ここに八角の甘くたくましい香りと胡椒のぴりっとした風味が加わると、あと引くおいしさの汁に。

もうひとつは南インドで使われる組み合わせのターメリック、唐辛子、ココナッツの3種を使って和え餅を。甘辛い味わいがクセになりますよ。



餅のココナッツミルク煮

●材料(2人分)

餅 4切れ
ココナッツミルク 200cc
砂糖 大さじ2
塩 ひとつまみ
八角 2つ
黒胡椒(粒) 10粒

●作り方

  1. 餅は電子レンジや湯煎などで柔らかくする。
  2. 小鍋に餅以外の材料を入れて弱火にかける。沸騰直前で餅を加え、2,3分温めるように軽く煮て、器に盛る。


餅のスパイスココナッツまぶし

●材料

餅 4切れ

A
砂糖 大さじ4
ターメリックパウダー 小さじ1/2
赤唐辛子(韓国粗挽き) 小さじ1/2
ココナッツファイン 小さじ4

●作り方

  1. 餅は電子レンジや湯煎などで柔らかくする。
  2. Aの材料を混ぜ合わせ、餅にまぶし、器に盛る。

 

 

= スパイスメモ =

八角は香りが強いので、粉末で使うよりも一緒に煮て香りを移したほうが品よく仕上がります。

黒胡椒は挽きかけるのが一般的ですが、ホールのまま煮出すことで、喉の奥にじんわりと感じる穏やかな辛味をつけることができます。

唐辛子はいろいろな種類がありますが、中華食材売り場などにある、キムチ用の韓国産唐辛子は、辛味がそれほど強くなく、旨味もあり使いやすいです。粗挽きのものがおすすめです。

 

Writer's Profile
日沼 紀子 Noriko Hinuma

食品メーカーでスパイス商品開発に携わった後、カフェオーナーとしてスパイスやハーブを使ったオリジナル料理を提供。現在は、顧客に合わせた商品・料理レシピの開発のほか、ワークショップ等でスパイスやハーブを使った生活の楽しさを提案している。独自に調合したスパイスやハーブティーなどを販売するatelierCROISEMENT(アトリエクロワズモン)主宰。著書に「スパイス&ハーブ料理の発想と組み立て」「クミン料理の発想と組み立て」(ともに誠文堂新光社)、「日常づかいのシナモン・レシピ」(産業編集センター)がある。岡山在住。


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