レッスンvol.15「6種類のスパイスで本格スパイスカレー!」

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2019.07.10

スパイスがほんの少しあれば、毎日の食卓はより楽しく豊かなものになる。
非日常がちょっとだけわくわくするような、季節折々のスパイス使いをスパイス調合家/料理家の日沼紀子さんに教えていただきます。
さて、今日のレッスンは?

 

Q:スパイスカレーが作りたいのですが、使うスパイスの種類が多いと、それだけで敷居が高く感じてしまいます。食べやすく作りやすい、初級者でもできるスパイスカレーを教えてください。

 

同じようなリクエストを度々いただきます。世界のカレーのレシピをいろいろ見ると、少ないスパイスで作られているものもたくさんありますが、スパイスの種類が少ないほど、それぞれのスパイスの個性が際立つという特徴があり、いざおうちで作ったら家族に不評だった、という経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、少ないスパイスでもバランスよく感じられる手作りカレー粉と、それを使ったカレーをご紹介します。鶏肉にパプリカやきのこなど、旨味のある材料を使うこともポイントです。出汁の出やすい、海老やイカでも代用できます。その場合は600g程度の材料を使うようにしてください。夏向けに少し辛めにしていますので、お好みで調整してくださいね。

 

 

6種スパイスのミニマムカレー粉&チキンカレー

●材料(4~5人分)

A
クミンパウダー 小さじ1と1/2
コリアンダーパウダー 小さじ1
ジンジャーパウダー 小さじ1
ナツメグパウダー 小さじ1/3
粗挽き黒胡椒 小さじ1
韓国産粗挽き唐辛子 小さじ5

鶏もも肉 2枚
塩 小さじ2
にんにく 1片
生姜 1片
玉ねぎ 2個
パプリカ 2個
エリンギ 2本
油 大さじ3
ホールトマト 1/2缶
白ワイン 60cc

●作り方

  1. Aを混ぜ合わせ、カレー粉を作る
  2. 鶏もも肉は一口大に切り、塩小さじ1/2をまぶす。にんにく、生姜、玉ねぎはみじん切りに、パプリカは細めのくし切りに、エリンギはパプリカと大きさを合わせて切る。
  3. フライパンに油大さじ1を熱し、強火で鶏肉を両面焼き取り出しておく。
  4. 同じフライパンに、にんにく、生姜、残りの油を入れ、中火にかける。ふつふつと湧き香りが立ったら、玉ねぎと塩小さじ1を加え、中火にして焦げないようかき混ぜながら15分程度、玉ねぎのかさが半分になり、青臭みが抜けるまで炒める。
  5. 4にカレー粉を加えざっとまぜ、ホールトマト、白ワイン、水100ccを加え沸騰させる。アクをすくい、鶏肉、パプリカ、エリンギを入れてざっと混ぜる。
  6. 時々かき混ぜながら、中弱火で20分程度、煮汁につやが出て全体がまとまったらできあがり。

 

 

= スパイスメモ =

今回使用した韓国産粗挽き唐辛子は、旨味が強く辛味が比較的マイルドな品種です。スパイスの種類や使用する材料が少ないとき、旨味の補強に一役かってくれます。スーパーの中華食材コーナーや漬物コーナー、輸入食品店などで購入できます。一味唐辛子やその他の唐辛子を使う場合は、量を半量程度に調整してください。

 

Writer's Profile
日沼 紀子 Noriko Hinuma

食品メーカーでスパイス商品開発に携わった後、カフェオーナーとしてスパイスやハーブを使ったオリジナル料理を提供。現在は、顧客に合わせた商品・料理レシピの開発のほか、ワークショップ等でスパイスやハーブを使った生活の楽しさを提案している。独自に調合したスパイスやハーブティーなどを販売するatelierCROISEMENT(アトリエクロワズモン)主宰。著書に「スパイス&ハーブ料理の発想と組み立て」「クミン料理の発想と組み立て」(ともに誠文堂新光社)、「日常づかいのシナモン・レシピ」(産業編集センター)がある。岡山在住。


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